今回は、「ハリー・ポッター」シリーズで主人公のハリー・ポッターを演じた、ダニエル・ラドクリフを紹介します。
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ダニエル・ラドクリフとは?
名前 | Daniel Jacob Radcliffe(ダニエル・ジェイコブ・ラドクリフ) |
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生年月日 | 1989年7月23日 |
出身地 | イギリス、ロンドン |
職業 | 俳優 |
身長 | 165cm |
本名は、ダニエル・ジェイコブ・ラドクリフです。あだ名は、Dan(ダン)だそうです。
キャスティングエージェントの母と、著作権エージェントの父を持ちます。兄弟はいません。両親とも演技が好きで、低予算映画ではありますが俳優経験があります。
小さな頃から、本や映画に触れるよう育てられたそうです。その影響か、5歳で演劇の道に進むと決めました。
デビュー作は「デビッド・コパーフィールド」
10歳の頃、テレビドラマ「デビッド・コパーフィールド」でデビューをしました。
このドラマは、チャールズ・ディケンズの小説をドラマ化したものです。ドラマには「ハリー・ポッター」で共演する、ミネルバ・マクゴナガル役のマギー・スミスも出演していました。
そして、2001年にアメリカ映画「テイラー・オブ・パナマ」で、映画デビューしました。そして同年の11月に、「ハリー・ポッターと賢者の石」が公開されました。
ハリー役はスカウト
ダニエルは、もともとハリー役のオーディションには参加していませんでした。たまたま父親と芝居を見に行った際に、プロデューサーのデヴィッド・ヘイマンの目に止まりスカウトされました。
ハリー役のオーディションは、ドラコ・マルフォイ役のトム・フェルトンも受けたそうです。見事ハリー役に選ばれたダニエルは、当時11歳で、ハリーと同じ年齢でした。
ダニエルはメガネアレルギー
ハリー・ポッターといえば、丸メガネがトレードマークですが、実はダニエルはメガネアレルギーだそうです。
ハリー役を演じて気がついたそうですが、メガネを開けると目の周りに発疹ができてしまうそうです。
また、原作ではハリーは緑色の瞳ですがダニエルは青色の瞳のため、コンタクトレンズを着用する案が出ました。しかし、コンタクトレンズにもアレルギー反応を起こしたそうです。
憧れの俳優はゲイリー・オールドマン
ダニエルは、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」で共演した、シリウス・ブラック役のゲイリー・オールドマンの大ファンだと語っています。
また、ゲイリー・オールドマンの子供達とも友達になったそうです。
ベン・スティラーやティム・ロビンスも、敬愛しています。
特技はラップ
好きな音楽のジャンルはラップで、エミネムやプランBが好きだそうです。アメリカの番組で、見事なラップを披露したこともあります。
イギリスのロックバンド、セックス・ピストルズの大ファンで、ベースを弾くこともあると語っています。
好きな映画は、「12人の怒れる男」だと多くの場で話しています。
詩人ジェイコブ・ガーソン
ダニエルは詩が好きで、これまで個人的に詩を書いていたそうです。そして、ジェイコブ・ガーソンというペンネームで、いくつかの詩を発表しています。
2013年には、「キル・ユア・ダーリン」で詩人のアレン・ギンズバーグを演じました。
「ハリー・ポッター」以外の作品は?
約10年演じたハリー・ポッター役の印象が強いですが、他にも様々な作品に出演しています。
filmarksでの評価とともに、紹介します。
「テイラー・オブ・パナマ」(2001):2.8
「ディセンバー・ボーイズ」(2007):3.1
「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館」(2012):2.8
「キル・ユア・ダーリン」(2013):3.4
「ホーンズ 容疑者と告白の角」(2013):3.2
「もしも君に恋したら。」(2013):3.5
「ヴィクター・フランケンシュタイン」(2015):3.2
「エイミー、エイミー、エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方」(2015):3.3
「スイス・アーミー・マン」(2016):3.6
「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」(2016):3.8
「アンダーカバー」(2016):3.3
「ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡」(2017):3.5
「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」(2018):3.8
「フライト・リミット」(2018):2.2
「ガンズ・アキンボ」(2019):未公開
「ディセンバー・ボーイズ」は、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」と同じ年に公開されました。同じぐらいの時期に、撮影を行っていたと考えられます。
さらに、同じ2007年には「エクウス」という舞台にも出演しています。
病との戦い
ダニエルは、幼い頃から総合運動障害(発達性協調運動障害)を抱えており、学校生活が上手くいかなかったと言います。
また、18歳の頃からアルコール依存症になってしまいました。(イギリスでは18歳から飲酒が認められる)
その原因は、「ハリー・ポッター」で有名になったことへの葛藤だと語っています。ハリー・ポッターのイメージが強すぎるせいか、私生活での自由を制限されてしまうようなストレスが原因だそうです。
酔った状態のまま現場に行ったこともあるそうで、当時は両親との関係も悪くなってしまいました。
3年ほど苦しみましたが、そこから禁酒生活を始めました。「ハリー・ポッター」シリーズの終了から再発したこともありましたが、その後禁酒を始めています。
「1日だけ誰かと入れ替われるなら、誰と入れ替わりたい?」という質問に、「有名じゃない人」と答えるほど、彼の中には大きな葛藤があるようです。
さらに2012年頃から、群発頭痛という病気も抱えていることが発覚しました、群発頭痛は、自殺頭痛と呼ばれるほど激しい痛みを伴う頭痛で、目をえぐられるような痛みがするそうです。
薬が手放せず、薬による副作用が出ないか調べるために、定期的に心臓の検査も行っているようです。
まとめ
ダニエル・ラドクリフは、2015年の11月12日にハリウッド殿堂入りを果たしました。「ウォーク・オブ・フェイム」には、彼の名前が刻まれています。
病や悩みと戦いながら、今もなお第一線で活躍できる理由として、演技が大好きだからだと答えています。
「ハリー・ポッター」以外での彼の作品も、ぜひチェックしてみてください。