今回は、「ハリー・ポッター」シリーズでロン・ウィーズリーを演じた、ルパート・グリントを紹介します。
ルパート・グリントとは?
名前 | Rupert Alexander Lloyd Grint(ルパート・アレクサンダー・ロイド・グリント) |
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生年月日 | 1988年8月24日 |
出身地 | イングランド、ハートフォードシャー州 |
職業 | 俳優 |
身長 | 173cm |
本名は、ルパート・アレクサンダー・ロイド・グリントです。
父はレーシングカーの記念品を売り、母は専業主婦だそうです。5人兄弟の長男で、弟が1人と妹が3人います。弟は、ラリークロスドライバーのJames Grint(ジェームズ・グリント)です。
妹のSamantha(サマンサ)は、歌手活動をしています。ルパートと仲が良く、サマンサのSNSによく登場しています。
小さい頃から学校や地元の演劇に参加するなど、演技に興味があったそうです。一度、「ノアの箱舟」で金魚役を演じたことがあると語っています。同時に、アイスクリーム屋さんにもなりたかったそうです。
奇抜なオーディションテープ
ルパートは、もともと「ハリー・ポッター」の原作ファンでした。そしてハリー役ではなくロン役を熱望し、オーディションテープを送りました。
そのテープは3部構成となっており、①自作ラップを披露②女装をして演劇の先生の似顔絵を描く③ロンのセリフを読むという内容でした。
この奇抜なテープが監督の目に止まり、プロとしての演技経験がないにも関わらず、4万人の中からロン役に選ばれました。
そして、「ハリー・ポッターと賢者の石」で俳優デビューを果たします。
ルパートはクモ恐怖症
実は、ルパートはロンと同じくクモ恐怖症です。「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のアラゴグのシーンは演技というより、近くに巨大なクモがいると本気で怖がっているのだそうです。
アラゴグのシーンは、未だに全て観ていないと語っています。
ルパートとロン
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の撮影前には、監督のアルフォンソ・キュアロンから「自分の役についてのエッセイを書く」という宿題を課されました。
ハリー役のダニエル・ラドクリフは2~3枚、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンは65枚、そしてルパートは何も書きませんでした。
その理由として、“That’s what Ron would have done.(ロンならそうすると思った)”と答えています。
「ハリー・ポッター」シリーズ終了後も、ロン役は切り離せないものだとインタビューで語っています。約10年ロンを演じる中で、自分とロンとの差は徐々になくなっていったそうです。
そのため、ダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソンが役を払拭しようとする一方で、ルパートは特にそういったことを意識していません。
ロン役を辞めようとしていた
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」後は、本気でロン役を降りることを考えていたそうです。当時ルパートは、義務教育修了試験を終わらせた時であり、本当に俳優を続けるべきか悩みました。
しかし、試験のため学校に戻っても周りの子供達と馴染めず、どこか疎外感を感じたそうです。いつもセットで大人に囲まれ関わっていると、普通の子供達に馴染むことは難しかったようです。
そのため、セットでの役者同士の繋がりは強かったと言います。
エド・シーランにそっくり?
ルパートは、よく歌手のエド・シーランに似ていると言われています。本人たちの耳にも届いているようで、何度か共演もしています。
エド・シーランの「Lego House」という曲では、ミュージックビデオにルパートが出演しています。
また、MTVではエド・シーランは、実はルパートが演じていたというコントも放送されました。
「ハリー・ポッター」以外の作品は?
日本ではあまり目にしませんが、イギリスではドラマなどに多数出演しています。
以下は出演映画と、filmarksでの評価です。
サンダーパンツ!(2002):3.4
ドライビング・レッスン(2006):4.2
Cherrybomb(2009):3.2
ターゲット(2010):3.6
イントゥ・ザ・ホワイト(2012):4.2
バレット・オブ・ラブ(2013):3.4
CBGB(2013):?
Foosball(2013)声の出演
Postman Pat The Movie(2014)声の出演
Enemy of Man(2015):?
ムーン・ウォーカーズ(2015):3.3
「ドライビング・レッスン」では、モリー・ウィーズリー役のジュリー・ウォルターズと共演しています。
こちらは、出演テレビ番組一覧です。
Come Fly with Me(2010)
Top Gear(2012)
Super Clyde(2013)
Tracy Ullman’s Show(2016)
Sick Note(2017)
Snatch(2017)
Urban Myths(2017)
The ABC Murders(2018)
Servant(未公開)
「Sick Note」と「Snatch」は、現在も続いている連続ドラマです。
まとめ
ルパート・グリントは、役柄からお調子者のように見られがちですが、実はシャイな一面を持ち合わせています。
また、ロン・ウィーズリーというキャラクターに真剣に向き合い、人生の大部分を捧げて演じてきました。
彼の人柄を知ってから映画を見返すと、新たな発見をすることができます。