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今回は「ハリー・ポッターと賢者の石」の見どころと感想を、ネタバレを交えながら紹介します。あらすじは簡単な導入にとどめ、作品の魅力を中心にお伝えします。
Contents
「ハリー・ポッターと賢者の石」の作品情報
| 上映日 | 2001年12月1日 |
|---|---|
| 上映時間 | 152分(オリジナル劇場版) 159分(ロングバージョン) |
| 製作国 | イギリス、アメリカ |
| 監督 | クリス・コロンバス |
| 脚本 | スティーブ・クローブス |
| キャスト | ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリントなど |
| 映画賞 | アカデミー賞 作品賞、美術賞、衣装デザイン賞ノミネート |
| 原作 | 『ハリー・ポッターと賢者の石』 |
「ハリー・ポッターと賢者の石」は、1997年に発売されたJ.K.ローリング著『ハリー・ポッターと賢者の石』を映画化した作品です。
『ハリー・ポッターと賢者の石』は、2008年の時点で508万部発行されました。児童書は、2万部売れればベストセラーとされることもあるため、驚異的な人気だということがわかります。
そして、2001年に映画化されイギリスで公開されました。日本では2001年の12月1日に公開されました。
映画史に残る大ヒットシリーズとなった「ハリー・ポッター」は全8作となっており、「ファンタスティック・ビースト」シリーズがスピンオフとして続いています。
監督のクリス・コロンバスは、「ホーム・アローン」や「ミセス・ダウト」なども監督しています。
あまり知られていませんが、物語の舞台は1991年のイギリスです。映画内には、少し古い物がところどころに見られます。
主人公のハリー・ポッターは、10年前に両親をなくし、いとこのダーズリー家に引き取られました。
登場人物紹介
ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)
ハリー・ポッターは、赤ちゃんのころに親をなくした10歳の少年です。両親の死後は、いとこのダーズリー家に引き取られました。
どこにでもいる普通の男の子ですが、ハリーには小さな頃から、額にアルファベットのNのような傷があります。また、ハリーにはたびたび不思議なことが起こります。
ハリー役のダニエル・ラドクリフは、ロンドン出身の俳優です。「ハリー・ポッター」出演以前から、子役としてドラマや映画に出演していました。
ダニエルのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
アルバス・ダンブルドア(リチャード・ハリス)
アルバス・ダンブルドアは、ハリーらが入学するホグワーツ魔法魔術学校の校長先生です。もっとも偉大な魔法使いと言われています。
第1作目の時点では、推定109歳です。知恵と思いやりをかね備えた、チャーミングなキャラクターとして描かれています。
ダンブルドアを演じたのは、アイルランド出身のリチャード・ハリスです。リチャードは、学生時代にラグビーに没頭しており、プロを目指していました。
しかし、結核をわずらったためラグビーを諦めました。治療後は俳優を目指し、いくつかの演劇学校の入学試験を受けました。そして、ロンドン演劇学校で演技を学びました。
「孤独の報酬」(1963)では、カンヌ国際映画祭 男優賞を、「キャメロット」(1967)ではゴールデングローブ賞 主演男優賞を受賞しました。
2002年の10月25日に、ホジキンリンパ腫という病気で他界しました。「ハリー・ポッターと秘密の部屋」が遺作となりました。
ルビウス・ハグリッド(ロビー・コルトレーン)
ルビウス・ハグリッドは、ホグワーツ魔法魔術学校の森番です。ダンブルドアをとても尊敬し、信頼もしています。父親が魔法使いで母親は巨人というハーフのため、設定では身長が240cmあります。
ハリーが初めて関わった魔法使いであり、その後友達になります。
ハグリッドを演じたのは、スコットランド出身のロビー・コルトレーンです。もともとは、コメディアンとして活動をしていました。
ロビーの身長は185cmと、彼自身も高身長です。
本作「ハリー・ポッターと賢者の石」で、スコットランド映画 最優秀男優賞を受賞しました。「ハリー・ポッター」以外にも、「007」シリーズや「オーシャンズ12」(2004)などにも出演しています。
ロビーのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)
ロン・ウィーズリーは、ハリーと同い年の魔法使いです。キングスクロス駅でハリーと出会い、次第に仲良くなっていきます。明るく少しおとぼけなキャラクターで、いつも友達に囲まれているような男の子です。
ウィーズリー家は、一家全員が純血の魔法使いです。7人兄弟の5番目で、妹のジニー以外は全員男の子です。
ロンは、イギリスの俳優であるルパート・グリントが演じました。もともと「ハリー・ポッター」の大ファンで、演技経験なしでオーディションに合格しました。
最近では、「Snatch」や「The ABC Murders」などのテレビドラマで活躍しています。
ルパートのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)
ハーマイオニーは、ハリー、ロンの同級生です。両親とも非魔法使い(マグル)でありながら、魔力を持っています。
勉強が大好きで、ホグワーツに入学前から魔法についてかなりの知識を持っています。ハキハキした性格から、周りの男の子を少し圧倒することもありますが、繊細な一面も持ちあわせています。
ハーマイオニーを演じたのは、イギリスの女優であるエマ・ワトソンです。イギリス人ですが、実は生まれはフランスです。
これまで数え切れないほどの賞を受賞、ノミネートされています。最近では、「美女と野獣」(2017)でのベル役で、歌を披露し話題となりました。
エマ・ワトソンのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)
スネイプは、ホグワーツ魔法魔術学校の教授です。魔法薬学を担当しており、スリザリン寮の寮監をしています。
手を覆い隠したような真っ黒なローブに、黒い長髪が特徴で独特のミステリアスさを持った人物です。
スネイプ役は、イギリス出身の俳優アラン・リックマンです。アランは、「ラブ・アクチュアリー」(2003)や「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」(2007)などにも出演しています。
特徴的な低音ボイスを活かし、声優としても数々の作品の出演しました。2016年の1月14日に、膵臓癌により他界しました。
アランのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
「ハリー・ポッターと賢者の石」のあらすじ
「ハリー・ポッターと賢者の石」は、1歳のときに両親を亡くし、意地悪な親戚のダーズリー家で肩身の狭い思いをしながら育った少年ハリーの物語です。友達もなく孤独な毎日を送っていたハリーですが、11歳の誕生日を目前に、大男のハグリッドが突然あらわれ、自分が魔法使いであること、そして名門ホグワーツ魔法魔術学校への入学を許されていることを知らされます。はじめて足を踏み入れる魔法界で、ハリーはロンやハーマイオニーと出会い、心おどる学校生活をスタートさせます。ここから映画史に残る大シリーズの幕が開きます。物語の核心にあたる事件や結末は、ぜひ本編でお確かめください。魔法界の入り口を描く物語だけあって、はじめて触れる人でも自然に世界へ入っていける、やさしい導入になっています。そして、ここから全8作にわたる長い旅が幕を開けます。
「ハリー・ポッターと賢者の石」の見どころ
心をつかむ徹底した世界観
本作最大の見どころは、なんといってもその世界観です。空飛ぶホウキ、動く肖像画、しゃべる帽子、個性的な魔法生物など、細部まで作りこまれた映像に、子どものころに観て以来忘れられないという方も多いはずです。総制作費は日本円で約140億円といわれ、1作目ということもあってセットや衣装、メイクに惜しみなく力が注がれています。
衣装を担当したのはジュディアンナ・マコフスキーで、本作でアカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされました。魔法使いらしい佇まいが印象的なフリットウィック先生のビジュアルなど、1作目だけの意匠も多く、細かな部分に目をこらすほど発見があります。
巨匠ジョン・ウィリアムズの音楽
「ハリー・ポッター」シリーズでもっとも有名な旋律といえば「ヘドウィグのテーマ」でしょう。あの音楽が流れるだけで胸が高鳴るのは、ファン共通の感覚だと思います。作曲を手がけたのは、「ジョーズ」「スター・ウォーズ」「E.T.」「ジュラシック・パーク」など数々の名作を彩ってきたジョン・ウィリアムズです。本作の劇伴もすべて彼の手によるもので、映像の魔法を何倍にも引き立てています。
俳優たちのアンサンブル
本作のもう一つの見どころは、豪華な俳優陣です。主演のダニエル・ラドクリフやルパート・グリントら子役ののびやかな演技を、リチャード・ハリスやアラン・リックマン、ロビー・コルトレーンといったベテランがしっかりと受け止め、画面に厚みを与えています。あどけない子どもたちと風格ある大人たちの対比そのものが、この学園ファンタジーの土台になっています。
「ハリー・ポッターと賢者の石」の感想
※以下の感想には、物語の展開や結末に触れる部分が含まれます。
ひどすぎるハリーへのいじめ
賢者の石を語るうえで外せないのが、ハリーの成長です。物語のはじまりのハリーは、自分の意見を飲みこんでしまう無口な少年でした。その背景には、ダーズリー家での過酷な境遇があります。冷静に見ると、10歳の男の子を召使いのように扱い、狭い物置部屋に押しこめるさまは相当なもので、なぜ誰も助けないのかと胸が痛みます。
実子のダドリーを甘やかす一方でハリーを冷遇する叔母ペチュニアの姿には、妹リリー(ハリーの母)への複雑な感情がにじみます。イギリス文学には、親を亡くした子どもが不遇な扱いを受けながら強く育つ物語(『オリバー・ツイスト』『ジェーン・エア』など)の系譜があり、本作もその流れを受け継いでいるように感じられます。
学校でもスネイプ先生から理不尽な扱いを受けますが、初授業の場面をよく見ると、うぬぼれていると誤解されたハリーが、実は誰よりも真面目に授業をメモしていたことがわかります。英語字幕にして一時停止すると、ノートの中身まで見えるので、ぜひ確かめてみてください。こうした細部が、のちのハリー像を静かに支えています。
初めて観る方へ
これから「ハリー・ポッター」に触れる方には、まずこの第1作から順番に観ていくことをおすすめします。予備知識はいっさい必要なく、ハリーと一緒に魔法界へ足を踏み入れる感覚で楽しめます。
子どもと一緒でも、大人が一人でじっくりでも、それぞれに発見がある作品です。ストーリーを追うだけでなく、細部まで作りこまれた美術や小道具にも目を向けると、鑑賞の満足度がぐっと高まります。
シリーズの中での「ハリー・ポッターと賢者の石」
「ハリー・ポッターと賢者の石」は、2001年にクリス・コロンバス監督のもとで公開された、全8作の記念すべき第1作です。ここで築かれた世界観やキャラクターの関係性は、その後のシリーズすべての土台になっています。
のちの作品が思春期の葛藤や戦いへと重さを増していくのに対し、本作は魔法界へのわくわくする入り口として、もっとも明るく間口の広い1本です。まだシリーズを観たことがない方が最初に手に取るのに最適で、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで再現された世界を体験する前の予習としてもおすすめです。
本作には前作にあたる作品はなく、ここがシリーズすべての出発点です。物語は同じクリス・コロンバス監督が手がけた次作「秘密の部屋」へと、地続きに受け継がれていきます。
のちの重厚でダークな作品群と見比べると、1作目ならではの初々しさや素朴な明るさがいっそう際立ちます。まずはこの1本で魔法界の空気に親しんでおくと、シリーズが少しずつ表情を変えていく面白さを存分に味わえます。
「ハリー・ポッターと賢者の石」の視聴方法
「ハリー・ポッターと賢者の石」はレンタルや購入、動画配信サービスなどの方法で視聴することができます。
※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
「ハリー・ポッターと賢者の石」は、動画配信サービスのHuluで見放題配信中です(2026年7月時点)。月額1,026円(税込)で、追加課金なしで視聴できます。
まとめ
「ハリー・ポッターと賢者の石」は、映画史に残る大ヒットシリーズの原点です。その徹底した世界観で、子供も大人も一緒に楽しむことができる作品となっています。
また、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンではこの世界観が再現されているため、映画をみて復習してから体験してみることがオススメです。


