今回は「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」の、あらすじや見どころを紹介します。ネタバレを含むので、ご注意ください。
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「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」の作品情報
上映日 | 2010年11月19日 |
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上映時間 | 146分 |
製作国 | イギリス、アメリカ |
監督 | デヴィッド・イェーツ |
脚本 | スティーヴ・クローヴス/td> |
キャスト | ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリントなど |
映画賞 | MTVムービー・アワード 悪役賞 |
原作 | 『ハリー・ポッターと死の秘宝 上・下』 |
「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」は、2007年に発売されたJ.K.ローリング著『ハリー・ポッターと死の秘宝 上・下』を映画化した作品です。
『ハリー・ポッターと死の秘宝 上・下』は、2008年の時点で合わせて185万部発行されました。児童書は、2万部売れればベストセラーとされることもあるため、驚異的な人気だということがわかります。
そして、2010年に映画化され、日本では2010年の11月19日に公開されました。
映画史に残る大ヒットシリーズとなった「ハリー・ポッター」は全8作となっており、「ファンタスティック・ビースト」シリーズがスピンオフとして続いています。
監督のデヴィッド・イェーツはイギリス出身で、「ハリー・ポッター」シリーズの5~8作目、そして「ファンタスティック・ビースト」シリーズの監督も務めています。
物語の舞台は、1997年のイギリスです。普通の男の子だと思っていたハリー・ポッターが、魔法使いであることを知り、ホグワーツ魔法魔術学校に入学しました。
闇の帝王ヴォルデモート卿を倒すために、ハリー、ロン、ハーマイオニーは分霊箱を探す旅に出かけます。
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登場人物紹介
ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)
ハリー・ポッターは、赤ちゃんのころに親をなくした魔法使いの少年です。闇の魔法使いヴォルデモート卿により、両親の命を奪われましたが、その際ハリーだけが攻撃から生き残りました。
その時に受けた額の傷が、ハリーのトレードマークとなっています。両親の死後は、いとこのダーズリー一家と暮らしていましたが、11歳の誕生日を期にホグワーツ魔法魔術学校へ入学しました。
前作「ハリー・ポッターと謎のプリンス」で、ヴォルデモートが作った分霊箱について突き止め、ダンブルドアとともに探し出しますが、みつけたロケットは偽物でした。ダンブルドア亡き今、その意志を継いで残りの分霊箱を探します。
ハリー役のダニエル・ラドクリフは、ロンドン出身の俳優です。「ハリー・ポッター」出演以前から、子役としてドラマや映画に出演していました。
ダニエルのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)
ロン・ウィーズリーは、ハリーの友達で同じグリフィンドール生です。明るく少しおとぼけなキャラクターで、いつも友達に囲まれているような男の子です。
ウィーズリー家は、一家全員が純血の魔法使いです。7人兄弟の5番目で、兄弟全員が代々グリフィンドール生です。3作目の「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」で、ロンが13年間飼っていたネズミのスキャバーズが、ピーター・ペティグリューという魔法使いだとわかりました。
ペティグリューは、隠れていたハリーの両親の居場所をヴォルデモートに教えた、裏切り者です。
ロンは、イギリスの俳優であるルパート・グリントが演じました。もともと「ハリー・ポッター」の大ファンで、演技経験なしでオーディションに合格しました。
最近では、「Snatch」や「The ABC Murders」などのテレビドラマで活躍しています。
ルパートのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)
ハーマイオニーは、ハリー、ロンの同級生です。両親とも非魔法使い(マグル)でありながら、魔力を持っています。
勉強が大好きで、その豊富な知識でいつも問題を解決します。ハキハキした性格から、周りの男の子を少し圧倒することもありますが、繊細な一面も持ちあわせています。
ハーマイオニーを演じたのは、イギリスの女優であるエマ・ワトソンです。イギリス人ですが、実は生まれはフランスです。
これまで多くの賞を受賞したり、ノミネートしています。最近では、「美女と野獣」(2017)でのベル役で、歌を披露し話題となりました。
エマ・ワトソンのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
ドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)
ドラコ・マルフォイは、ハリーの同級生でスリザリンの生徒です。代々純血の家系で、父のルシウスはデスイーターです。母のナルシッサは、デスイーターであるベラトリックス・レストレンジの妹です。
両親ゆずりの純血主義者で、とてもプライドが高いです。しかし、実は非常に臆病な性格をしています。入学当初からハリーとは犬猿の仲で、事あるごとに張り合ってきました。
前作の「ハリー・ポッターと謎のプリンス」で、ダンブルドアを殺すという任務を命じられ、実行はしなかったもののヴォルデモート軍の仲間となりました。
ドラコ役は、イギリス出身のトム・フェルトンが演じています。トムは「ハリー・ポッター」シリーズ出演前から演技経験があり、最初のオーディションでは主役のハリー役を受けていました。
トムはドラコ役のために、10年間髪をブリーチして金髪を保ち、日焼けも禁止されていそうです。「ハリー・ポッター」シリーズ以外にも、「猿の惑星 創世記」(2011)などに出演しています。
トムのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)
セブルス・スネイプは、ホグワーツの先生で闇の魔術に対する防衛術を担当しています。もともと魔法薬学に精通しており、学生時代から得意な分野でした。
元デスイーターですが、ダンブルドアのおかげで教師として働いています。謎が多い人物ですが、学生時代にハリーの父ジェームズやシリウスらにいじめられていたことが、前作で明らかになりました。
スネイプて役は、イギリスの俳優アラン・リックマンが演じています。俳優の前はグラフィックデザイナーとして働いており、仲間とともにデザイン事務所も立ち上げています。
26歳で演劇学校に通い、「ダイ・ハード」(1988)で映画デビューをしました。「ラブ・アクチュアリー」(2003)や「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」(2007)などでも有名です。
アランは2016年の1月14日に、すい臓がんのため69歳で亡くなりました。アランのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
ドビー
ドビーは屋敷しもべで、かつてマルフォイ一家に仕えていました。2作目の「ハリー・ポッターと秘密の部屋」で、ヴォルデモートの復活を目論むルシウスの企みを知り、ハリーを助けようとしました。
ハリーのおかげで自由の身となり、ハリーには大きな恩を感じています。
英語版でドビーの声を担当したのは、イギリスの俳優トビー・ジョーンズです。「ミスト」(2007)、「キャプテン・アメリカ」シリーズ、「ハンガー・ゲーム」シリーズなどに出演しています。
また、「ドクター・フー」や「シャーロック」などイギリスの人気ドラマにも多数出演しています。
日本語吹き替えは、声優の高木渉さんが担当しています。高木さんは、「名探偵コナン」の高木刑事や元太くん、「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男なども担当しています。
高木さんのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」のあらすじ
「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」のあらすじ(ストーリー)を結末まで解説しています。
この先、ネタバレを含んでいるため、ご注意ください。
(ネタバレの箇所は赤文字で表記しています。)
本物のハリーは誰だ作戦
ダンブルドアが死に、ついに魔法戦争が始まろうとしている中で、魔法界だけでなくマグル界にも危険が通知されます。
ダーズリー一家はハリーを残して家を去り、ハーマイオニーは両親から自分の記憶を消して家を去ります。
魔法界では、ヴォルデモートとデスイーターたちがマルフォイ邸に集まっていました。
ヴォルデモートの話によると、ハリーの杖とヴォルデモートの杖は同じ芯でできており、互いを傷つけることはできても殺すことはできません。
そのため、ヴォルデモートは新しい杖を探します。
ダーズリー家に1人残されたハリーの元に、騎士団のメンバーがやってきます。
ハリーを安全に魔法界に移すため、2人1組になって移動をすることになります。どちらかがポリジュース薬でハリーに変身し、計7人のハリーで本物がわからないようにする作戦です。
ハリーはハグリッドとともに移動をしますが、先にはデスイーターたちが待ち構えていました。
作戦通り、どれが本物のハリーかバレずに進みますが、デスイーターに襲われるハリーをヘドウィグが守ろうとし、ヘドウィグは殺されてしまいます。
ヘドウィグが守ったことから本物のハリーがバレてしまい、ヴォルデモートがやってきます。
ヴォルデモートとの交戦になりますが、攻撃をするとヴォルデモートの杖に亀裂が入っていきました。
その隙になんとか逃げ切り、無事ウィーズリー一家の家にたどり着きます。続々と騎士団のメンバーが到着しますが、ジョージは耳を怪我し、マッドアイ・ムーディーは殺されてしまいました。
これ以上自分のために誰かが死ぬのは耐えられないハリーは、夜中に黙ってみんなの元を去ろうとしますが、ロンに説得されてロンの兄ビルとフラー・デラクールの結婚式に出ることにします。
結婚式の準備をしていると、魔法大臣のルーファス・スクリムジョールがやってきます。
スクリムジョールは、ダンブルドアからの遺言と遺品を届けにやってきたのです。
ロンには火消しライター、ハーマイオニーには吟遊詩人ビードルの物語、ハリーにはクィディッチの金のスニッチが渡されました。
さらにダンブルドアは、ハリーにグリフィンドールの剣も遺贈しますが、スクリムジョールいわく剣は重要な歴史財産であるためハリーのものにはなり得ないと話しました。
その上、剣は現在行方不明であることも伝えられました。
ダンブルドアの秘密
ビルとフラーの結婚式当日、ルーナ・ラブグッドやルーナの父ゼノフィリウス、ダンブルドアの旧友エルファイアス・ドージなどが出席していました。
ゼノフィリウスが身につけていた不思議なペンダントが気になりますが、ハリーは新聞にダンブルドアの追悼を書いたエルファイアス・ドージと話をしにいきます。
エルファイアスらの話によると、ダンブルドアの死後バチルダ・バグショットという人物が新聞記者にダンブルドの秘密を漏らし、暴露本が販売されるそうです。
ダンブルドアの父親はマグルを3人殺すというスキャンダルを起こしてしまい、その後ダンブルドアはゴドリックの谷に引っ越してきたそうです。
そこでバチルダ・バグショットと出会いました。また、ダンブルドアには弟がいることも初めて知らされます。ハリーはダンブルドアのことを何も知らなかったと、衝撃を受けます。
突然、結婚式会場にデスイーターが乱入し、ハリー、ロン、ハーマイオニーはとっさにロンドンに逃げました。
カフェに入り今後の話をしていると、マグルに扮したデスイーターが2人入ってきて交戦になります。
なんとか倒して記憶を消しますが、マグルの世界も安全でないことがわかりました。
騎士団の本部であるブラック邸に向かい、そこで分霊箱のロケットを盗んだR.A.Bがレギュラス・アークタルス・ブラックだとわかります。
レギュラスはシリウスの弟で、ロケットを盗んでそれをクリーチャーに破壊しろと命じました。
しかしどうやっても破壊できず、ロケットはマンダンガス・フレッチャーに盗まれたそうです。ハリーはクリーチャーに、マンダンガス・フレッチャーを捕まえろと命じます。
クリーチャーは屋敷しもべのドビーとともに、マンダンガスを捕まえて戻ってきました。マンダンガスは、盗んだロケットをドローレス・アンブリッジに渡したと明かしました。
魔法省では、マルフォイ邸でヴォルデモートの会議に参加していたパイアス・シックネスが大臣に就任し、魔法省も完全にヴォルデモートの傘下となってしまいます。
ハリーたちはロケットを取り戻すべく、魔法省の外で職員をランダムに捕まえ、ポリジュース薬でその人たちに変身して魔法省に侵入します。
ロケットはアンブリッジが首から下げており、ハリーは隙を狙ってアンブリッジを気絶させます。
ハーマイオニーがロケットを奪い、3人は魔法省から逃げ出そうとしますが、デスイーターのヤックスリーに追いかけられて急いで姿現しをします。
無事逃げ切ることができましたが、途中でロンが追いつかず腕を怪我してしまいます。ハーマイオニーの持っていた薬で、なんとか血を止めることができました。
手に入れたロケットをあらゆる呪文で破壊しようとしますが、何をやっても効果はありません。
破壊する方法がみつかるまでロケットを身につけて守りますが、ロケットから悪影響を受けてしまうため、交代で持つことにしました。
謎のマーク
ラジオのニュースでは、スネイプがホグワーツの校長に就任したと報じられ、デスイーターたちが学校を牛耳っていました。
ハリーたちが隠れている森の中にすら人さらいたちが現れ、どこも安全ではありません。
ロンはロケットの影響もあり、怪我をしている自分をさしおいてハリーとハーマイオニーが仲良くしていると感じ、次第に怒りを募らせていきます。
ある晩ハーマイオニーが、分霊箱を破壊するにはグリフィンドールの剣が必要だと気がつきます。
ハリーは秘密の部屋で、グリフィンドールの剣でバジリスクを倒しました。剣は強いものの力を吸収して、自らを強化する性質を持ちます。
つまり、リドルの日記を破壊したバジリスクの毒を吸収しているため、分霊箱を壊す力を持つのです。
希望がみえてハリーとハーマイオニーは喜びますが、ロンは自分だけ除け者にされていると感じ、怒って2人の元を去ってしまいます。
ハーマイオニーはひどく悲しみますが、分霊箱を破壊するために前に進まなければいけません。2人はロンなしで、次の場所へと移動します。
考え事をしていたハリーは、ふと金のスニッチに口を当てます。すると、「私は終わる時に開く」という文字が浮かび上がってきました。
さらにハーマイオニーは、ダンブルドアからもらった本の中に、変わったマークが描き足されていることに気がつきます。
それは、ビルとフラーの結婚式でゼノフィリウス・ラブグッドがつけていたペンダントのマークでした。
ハリーとハーマイオニーは、何かわかるかもしれないと、ハリーの故郷でありヴォルデモートが力を失ったゴドリックの谷に向かうことにします。
そこでバチルダ・バグショットに出会い、家に案内されます。バチルダはなぜか蛇語で話し、家にあったダンブルドアのアルバムをみせます。
アルバムをみていると、バチルダが蛇に変身しました。本物のバチルダはすでに殺されており、ヴォルデモートのペットのナギニが化けていたのです。
ナギニから逃れて姿現しをし、2人は森へと逃げますが運悪くハリーの杖は折れてしまいました。
ハーマイオニーの杖を借りて、ロケットをつけながら見張りをしていると、遠くに一点の光をみつけます。
その光は雌鹿のパトローナスとなり、ハリーを導きます。雌鹿についていくと、凍った湖にたどり着きました。
光は湖の氷の中に消えていき、そこを覗くとグリフィンドールの剣がありました。
呪文を使っても取り出せないため、ハリーは氷水の中を潜っていくことにします。
あと少しで剣に手がとどくところで、突然ロケットが首を締めはじめ、ハリーは水の中でもがきます。
厚い氷が張っているせいで上に上がれず、絶体絶命のところに誰かがきてハリーを助けます。
ハリーを助けてくれたのは、ロンでした。
ロンが剣を手にし、ロケットを破壊しようとしますが、ヴォルデモートの呪いがロンを襲います。
呪いに打ち勝ち、ロンは見事ロケットを破壊することができました。ロンは、火消しライターに導かれてハリーの元にやってきたと説明しました。
グリフィンドールの剣はどこから?
ロンが戻り、3人はゼノフィリウスのところに、吟遊詩人ビードルの本に描き込まれていたマークについて聞くことにします。
ゼノフィリウスによると、マークは死の秘宝を意味するものでした。死の秘宝とは、昔話に出てくる秘宝のことです。
ニワトコの杖、透明マント、蘇りの石のことを指し、そのうちの1つの透明マントはハリーが持っているものです。
死の秘宝を集めたものは、死を制すると言われています。マークが死の秘宝を意味することはわかりましたが、それが分霊箱とどう関係するかはわかりませんでした。
3人が帰ろうとすると、ゼノフィリウスは帰るなと叫びます。ゼノフィリウスの書いたハリー擁護の記事に腹を立て、ヴォルデモートがルーナをさらっていたのです。
そのため、ゼノフィリウスはハリーを売って、ルーナを取り戻そうとしていました。
ゼノフィリウスは、すでにデスイーターたちにハリーが来たことを知らせており、襲撃が始まります。
姿現しでなんとか逃れますが、逃げた先の森には人さらいが待ち構えていました。
逃げきれないと思ったハーマイオニーは、とっさにハリーの顔を変形させます。
その時ハリーはヴォルデモートとの絆で、ヴォルデモートがニワトコの杖を探していることを知ります。
人さらいたちはハリーの額の傷をみつけ、マルフォイ邸へ連れていきます。
マルフォイ邸にはベラトリックスがおり、本物のハリーかどうか確認してからヴォルデモートを呼ぼうとしていました。
しかし、顔が変形しているためハリーかどうかわかりません。そんな時ベラトリックスは、人さらいの1人がグリフィンドールの剣を持っているのを目にします。
剣はグリンゴッツにあるベラトリックスの金庫に隠してあったため、誰かが金庫に侵入して盗んだと思ったベラトリックスは、ハーマイオニーを拷問して問い詰めます。
ハリーとロンは牢獄に閉じ込められ、そこにはルーナ、オリバンダー、グリップフック(グリンゴッツで働くゴブリン)が捕まっていました。
なんとかしてハーマイオニーを助けようとしますが、何も手はありません。
ハリーは、シリウスからもらった鏡に映る人物に助けを求めます。すると、ドビーが現れルーナとオリバンダーを脱出させました。
ピーター・ペティグリューを騙して牢獄から逃げ出し、ハーマイオニーを助けにいきますが、ドラコやナルシッサに邪魔されてしまいます。
ハーマイオニーが人質に取られてしまいますが、ドビーの救出により全員姿現しで逃げることができました。
しかし、姿現しの直前にベラトリックスが投げたナイフが、運悪くドビーに刺さってしまいます。
逃げた先の貝殻の家で、ドビーは息を引き取ります。
ハリーは魔法を使わずに穴を掘って、ドビーを埋葬しました。
その日の夜、ヴォルデモートはニワトコの杖がダンブルドアの使っていた杖だと知り、ダンブルドアの墓から杖を手に入れてしまいます。
「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」の感想
人間としての戦い
今回の「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」は、良くも悪くもファンタジー要素が少ないです。
魔法を使うシーンももちろんありますが、より人間性の部分に焦点を当てている印象を受けます。
ハリー、ロン、ハーマイオニーの旅が中心となり、長い旅の中で亀裂が入ったりもします。でもそれは、私たちでも経験しうることであり、「こういうことあるよね」と共感できる人も多いのではないでしょうか。
これまで共感よりも、魔法の世界のファンタジーをみせてきた「ハリー・ポッター」シリーズなので、ファンは本作に戸惑うかもしれません。
私はそうでした。正直初めてみた時はがっかりもしました。途中ロードムービーかと思うほど、今までの流れや雰囲気とは違うのです。
しかし、何度もみていくうちに共感や理解できる部分がみえてきて、印象は変わりました。
もし同じように違和感を感じた人は、何度かみてみることをおすすめします。
説明が少ない!
何度かみることをすすめる理由は、内容のわかりにくさもあるためです。
なんせ説明が少なく、突然出てくるアイテムであったり名前であったり、わかりづらいんです。
例えば、ハリーが持っている鏡の破片。なぜかヒゲの生えた人が写っていて、話しかけていますよね?
ヒゲの生えた人が誰なのかは次回作でわかるのですが、鏡の出所は映画だけではさっぱりです。
この鏡は両面鏡というもので、2つで1組となっています。今でいうビデオ電話のように、離れていても鏡をみればもう1つの鏡に映る人と話ができるというアイテムです。
もともとシリウスが持っていたもので、学生時代ジェームズと一緒に使っていたそうです。
ハリーとの連絡手段としてシリウスが渡していたのですが、使う前にシリウスは亡くなってしまいました。
シリウスの死後、ハリーは鏡に向かって話しかけますが、自分の顔しか映らなかったため絶望し、鏡を割ってしまいます。
しかし、シリウスの形見ということでずっと持っていたのでした。
こういった説明は映画の中にはないため、一度みただけではおそらくわけがわからないですよね。
でも、謎が解ければちゃんと納得できるので、ぜひ諦めずに何度もみてみてください。
「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」の視聴方法
「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」はレンタルや購入、動画配信サービスなどの方法で視聴することができます。
令和1年7月現在、「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」を視聴できる動画配信サービスは以下の通りです。
U-NEXT | 税抜き1,990円(月額会員費) |
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dTV | 税抜き800円(月額会員費+個別レンタル費) |
Amazon Prime | 税抜き199円(個別レンタル費) |
まとめ
「ハリー・ポッターと死の秘宝PART1」は、ファンタジー要素が抑えられそれまでにないようなロードムービーのような雰囲気になっています。
「ハリー・ポッター」シリーズのイメージを覆すような雰囲気になっていて、シリーズのアクセントとなる作品です。