秘密の部屋

映画「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のあらすじと感想 ネタバレあり

今回は「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の、あらすじや見どころを紹介します。ネタバレを含むので、ご注意ください。

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の作品情報

上映日2002年11月23日
上映時間161分(オリジナル劇場版)
174分(ロングバージョン)
製作国イギリス、アメリカ
監督クリス・コロンバス
脚本スティーブ・クローブス
キャストダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリントなど
映画賞日本アカデミー賞 外国作品賞
原作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」は、1998年に発売されたJ.K.ローリング著『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を映画化した作品です。

『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は、2008年の時点で433万部発行されました。児童書は、2万部売れればベストセラーとされることもあるため、驚異的な人気だということがわかります。

 

そして、2002年に映画化されイギリスとアメリカで同時公開されました。日本では2002年の11月23日に公開されました。

映画史に残る大ヒットシリーズとなった「ハリー・ポッター」は全8作となっており、「ファンタスティック・ビースト」シリーズがスピンオフとして続いています。

監督のクリス・コロンバスは、「ホーム・アローン」や「ミセス・ダウト」なども監督しています。

 

物語の舞台は、1992年のイギリスです。普通の男の子だと思っていたハリー・ポッターが、魔法使いであることを知り、ホグワーツ魔法魔術学校に入学しました。

多くの試練を乗りこえ、無事1年生を終えたハリーは、2年目を迎えます。

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登場人物紹介

ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)

ハリー・ポッターは、赤ちゃんのころに親をなくした魔法使いの少年です。闇の魔法使いヴォルデモート卿により、両親の命を奪われましたが、その際ハリーだけが攻撃から生き残りました。

その時に受けた額の傷が、ハリーのトレードマークとなっています。

両親の死後は、いとこのダーズリー一家と暮らしていましたが、11歳の誕生日を迎えホグワーツ魔法魔術学校へ入学しました。

 

ハリー役のダニエル・ラドクリフは、ロンドン出身の俳優です。「ハリー・ポッター」出演以前から、子役としてドラマや映画に出演していました。

ダニエルのプロフィールについては、こちらをご覧ください。

ドビー

ドビーは、屋敷しもべと呼ばれる妖精です。屋敷しもべとは、魔法使いに仕えることを本能とする妖精で、雑用や家事を行います。屋敷しもべにも魔力があり、その力は一流の魔法使いよりも強いと言われています。

屋敷しもべは服従の印として、枕カバーやタオルなどの布を身につけていることが一般的です。しかし、主人から衣服を与えられると自由になることができます。
ドビーは、ハリーの同級生であるドラコ・マルフォイの一家に仕える屋敷しもべです。正義感が強く心の優しい妖精ですが、マルフォイ一家からひどい仕打ちを受けています。

 

英語版でドビーの声を担当したのは、イギリスの俳優トビー・ジョーンズです。「ミスト」(2007)、「キャプテン・アメリカ」シリーズ、「ハンガー・ゲーム」シリーズなどに出演しています。

また、「ドクター・フー」や「シャーロック」などイギリスの人気ドラマにも多数出演しています。

 

日本語吹き替えは、声優の高木渉さんが担当しています。高木さんは、「名探偵コナン」の高木刑事や元太くん、「ゲゲゲの鬼太郎」のねずみ男なども担当しています。

高木さんのプロフィールについては、こちらをご覧ください。

ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)

ロン・ウィーズリーは、ハリーの友達で同じグリフィンドール生です。明るく少しおとぼけなキャラクターで、いつも友達に囲まれているような男の子です。

ウィーズリー家は、一家全員が純血の魔法使いです。7人兄弟の5番目で、兄弟全員が代々グリフィンドール生です。

 

ロンは、イギリスの俳優であるルパート・グリントが演じました。もともと「ハリー・ポッター」の大ファンで、演技経験なしでオーディションに合格しました。

最近では、「Snatch」や「The ABC Murders」などのテレビドラマで活躍しています。

ルパートのプロフィールについては、こちらをご覧ください。

ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)

ハーマイオニーは、ハリー、ロンの同級生です。両親とも非魔法使い(マグル)でありながら、魔力を持っています。

勉強が大好きで、その豊富な知識でいつも問題を解決します。ハキハキした性格から、周りの男の子を少し圧倒することもありますが、繊細な一面も持ちあわせています。

 

ハーマイオニーを演じたのは、イギリスの女優であるエマ・ワトソンです。イギリス人ですが、実は生まれはフランスです。

これまで数え切れないほどの賞を受賞、ノミネートされています。最近では、「美女と野獣」(2017)でのベル役で、歌を披露し話題となりました。

エマ・ワトソンのプロフィールについては、こちらをご覧ください。

アルバス・ダンブルドア(リチャード・ハリス)

アルバス・ダンブルドアは、ハリーらが通うホグワーツ魔法魔術学校の校長先生です。もっとも偉大な魔法使いと言われています。

第2作目の時点では、推定110歳です。知恵と思いやりをかね備えた、チャーミングなキャラクターとして描かれています。

 

ダンブルドアを演じたのは、アイルランド出身のリチャード・ハリスです。リチャードは、学生時代にラグビーに没頭しており、プロを目指していました。

しかし、結核をわずらったためラグビーを諦めました。治療後は俳優を目指し、いくつかの演劇学校の入学試験を受けました。そして、ロンドン演劇学校で演技を学びました。

「孤独の報酬」(1963)では、カンヌ国際映画祭 男優賞を、「キャメロット」(1967)ではゴールデングローブ賞 主演男優賞を受賞しました。

 

2002年の10月25日に、ホジキンリンパ腫という病気で他界しました。本作「ハリー・ポッターと秘密の部屋」が遺作となりました。

ルビウス・ハグリッド(ロビー・コルトレーン)

ルビウス・ハグリッドは、ホグワーツ魔法魔術学校の森番です。ダンブルドアをとても尊敬し、信頼もしています。父親が魔法使いで母親は巨人というハーフのため、設定では身長が240cmあります。

ハリー、ロン、ハーマイオニーの友達で、3人が度々ハグリッドの小屋に会いに行きます。魔法生物に詳しく、様々な動物を育てた経験があります。

 

ハグリッドを演じたのは、スコットランド出身のロビー・コルトレーンです。もともとは、コメディアンとして活動をしていました。

ロビーの身長は185cmと、彼自身も高身長です。

本作「ハリー・ポッターと賢者の石」で、スコットランド映画 最優秀男優賞を受賞しました。「ハリー・ポッター」以外にも、「007」シリーズや「オーシャンズ12」(2004)などにも出演しています。

 

ロビーのプロフィールについては、こちらをご覧ください。

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のあらすじ

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」のあらすじ(ストーリー)を結末まで解説しています。
この先、ネタバレを含んでいるため、ご注意ください。
ネタバレの箇所は赤文字で表記しています。)

新学期を目の前に不思議なことが起こる

波乱の1年生を終えたハリーは、休暇中ダーズリー家に滞在しています。しかし、相変わらずハリーへの扱いは冷たく、ホグワーツへ戻る日を心待ちにしています。

そんなある日、ハリーの部屋に屋敷しもべのドビーが現れます。ドビーは、ハリーに会えて光栄だといい、ホグワーツに戻るのは危険だと忠告をしてきます。しかし、なにが危険なのかは説明してくれません。

とにかくホグワーツに戻らないことを誓わせようとするドビーは、魔法でダーズリー一家にいたずらをし、ハリーに濡れ衣を着せてしまいます。

 

怒ったバーノンは、ハリーの部屋の窓に鉄格子をつけ、監禁しようとします。絶望したハリーのもとに、空飛ぶ車に乗ったロンとロンの双子の兄たちが現れます。ロンたちは力ずくで鉄格子を外し、ハリーをウィーズリー家に連れ出しました。

ウィーズリー家に到着したハリーは、改めてウィーズリー一家と対面し、一緒に新学期の買い物をしようとダイアゴン横丁へ向かうのでした。

 

ダイアゴン横丁の本屋で、ドラコ・マルフォイとその父ルシウス・マルフォイに出会います。ドラコとよく似てルシウスも嫌味な人間で、貧しいウィーズリー一家の身なりをバカにします。

その時ルシウスは、ロンの妹のジニーのカバンに、何かを忍ばせました。

 

そんなことに気づかないハリーたちは、急いでホグワーツ急行に乗ろうと9と3/4番線に向かいます。しかし、ハリーは入り口を通り抜けることができず、後に続こうとしたロンも一緒に締め出されてしまいました。

ホグワーツ急行に間に合わなかったロンは、父の空飛ぶ車を使って追いつこうとします。なんとか追いついたハリーとロンでしたが、汽車に乗ることはできないためそのまま学校へ向かいました。

学校に着くと、マグルが空飛ぶ車を見たという新聞記事が広まっており、危うく退学処分になるところでした。

学校生活でも事件が起こる

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新学期を迎え、新しい先生や新しい授業など楽しい生活が始まりました。ところがある晩、空飛ぶ車の件で罰則を受けていると突然、自分にしか聞こえない声が聞こえてきます。

その声は「殺す時がきた」といい、声をたどっていくと壁に血文字が書かれ、管理人のフィルチの猫が石になっていました。

壁には、”The chamber of secrets has been opened, enemies of the heir… beware.(秘密の部屋は開かれたり 継承者の敵よ、気をつけよ)”と書かれていました。

 

このメッセージを見た先生たちは青ざめた様子で、生徒たちをすぐに寮へ帰しました。

次の日マクゴナガル先生から、秘密の部屋についての説明がありました。秘密の部屋とは、学校が創立された当初に作られた部屋のことで、作ったのはスリザリン寮の創立者であるサラザール・スリザリンでした。

スリザリンは、純血の魔法使いのみ入学許可を与えるべきだとし、他の寮の創立者たちと対立しました。そして学校を去ったのですが、その時に作ったのが秘密の部屋なのです。

 

秘密の部屋の中には恐ろしい怪物が住むと言われており、部屋を開けることができるのはスリザリンの意志を継ぐ継承者だけだと言われています。

ハリーたちは、マグル生まれを「汚れた血」と呼ぶドラコ・マルフォイが継承者なのではと疑いはじめました。

学校が恐怖に包まれる

Warner Bros

壁の血文字事件以降、次々と石にされた生徒が見つかってきます。どうにかしてドラコから情報を聞き出そうと、ハーマイオニーはポリジュース薬という変身薬を作りはじめました。

ポリジュース薬の調合には1カ月かかるため、誰にも見られないよう、幽霊が住み着いている女子トイレで作業をしていました。そこにいる幽霊は、嘆きのマートルという女の子で、昔ホグワーツの生徒でした。

 

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一方、ホグワーツの先生たちは、生徒たちの身を守るために護身用の決闘呪文を教える授業を開きました。

ハリーはそこでドラコと戦うことになり、ドラコは呪文で蛇を出してハリーを襲おうとしました。周りのみんなが怖がっていたため、蛇に人を襲わないよう話しかけたハリーは、そこで初めて自分がヘビ語を話していたことに気がつきます。

ヘビ語は魔法界でもかなり珍しいもので、話せる人も一握りです。その中でもサラザール・スリザリンはヘビ語が話せたため、周りのみんなはハリーが継承者だと考えるようになりました。

 

周りに避けられるようになり、辛い生活を送る中、ようやくポリジュース薬が完成します。ハリーとロンは、ドラコの取り巻きのスリザリン生に変心し、ドラコから有益な情報を聞きだします。

それは、秘密の部屋は50年前に一度開かれており、その時にマグル生まれの生徒が1人亡くなったというものでした。

過去の事実を知る

ハリーは、女子トイレが水浸しになっているのを見つけます。マートルの仕業だと思い、話しかけると誰かが本を投げつけてきたと泣いていました。その本は、トム・リドルという人物の日記でした。

その日記には魔法がかけられており、日記の中のトム・リドルと筆談することができました。リドルは50年前の人物で、秘密の部屋についての記憶を見せてくれました。

その記憶は、50年前に秘密の部屋が開かれた時に、マグル生まれの生徒が亡くなった日でした。トム・リドルは秘密の部屋を開けた人物と話をし、学校を去るよう問い詰めていました。

 

その人物とはなんと、ハグリッドだったのです。ハグリッドは巨大なクモを隠しており、そのクモが生徒襲ったようでした。

衝撃の事実を知ったハリーでしたが、さらに事件は続きます。なんと、石にされたハーマイオニーが見つかったのでした。死んでしまったわけではないものの、ハーマイオニーが犠牲となりショックを受けます。ハーマイオニーの手には、なぜか鏡が握られていました。

 

さらに、マグル生まれの生徒たちが次々と石になっていることを受け、ルシウス・マルフォイがダンブルドア校長の退任を要求しました。そしてルシウス・マルフォイは、50年前に秘密の部屋を開けたとされるハグリッドを逮捕しました。

これを知ったハリーとロンは、真相を確かめるため、50年前にハグリッドが放ったクモに会いに行きます。そのクモの名前はアラゴグといい、禁じられた森で大量のクモの子供たちとひそかに暮らしていました。アラゴグいわく、ハグリッドは秘密の部屋を開けていませんでした。

マグルの生徒を殺したのも、アラゴグではありませんでした。それだけの情報を伝えると、アラゴグはハリーとロンを食べようと、クモの子供たちをけしかけます。すると、どこからともなくウィーズリー家の空飛ぶ車が現れ、2人は九死に一生を得ました。

トム・リドルとの戦い

学校に戻ったハリーは、石になったハーマイオニーが、手の中に紙くずを握っていることに気がつきます。

その紙を見てみると、バジリスクという巨大な蛇の怪物のことが書かれていました。このバジリスクに睨みまれた者は即死し、さらにバジリスクは何百年も生き続けると書かれていました。

ハリーは、一連の事件はバジリスクによるもので、秘密の部屋に隠されていた怪物もバジリスクだと確信しました。声がハリーだけに聞こえたのも、バジリスクが蛇だからでした。

 

誰も死んでいないのは、石にされた生徒は全員、鏡や水面、カメラなど何かを通してバジリスクを見ているからでした。また、50年前に亡くなった生徒は、嘆きのマートルだったということもわかりました。

真相に近づいたハリーとロンでしたが、疑問が残ります。それは、一体誰が秘密の部屋を開けたのか。50年前、そして今回も誰が開けたのかが謎のままです。

するとマクゴナガル先生から、ロンの妹ジニーがさらわれたと知らされます。ジニーは秘密の部屋へとさらわれてしまいました。

 

ジニーを助けるべく、ハリーとロンは秘密の部屋の入り口を知っているというロックハート先生と一緒に、嘆きのマートルの元へ向かいます。彼女が亡くなった時のことを聞きに行ったのでした。

ハリーはマートルのいる女子トイレで、1つだけ蛇の模様がついた蛇口を見つけます。そこが秘密の部屋への入り口で、ハリー、ロン、ロックハートの3人は地下深くへとジニーを探しに行きます。

 

ハリー、ロンとともに来たロックハートはただの嘘つきで、秘密の部屋のことなど何も知りませんでした。だんだん怖くなってきたロックハートは、ハリーとロンの記憶を魔法で消して、逃げようとしました。

しかし、ロックハートは呪文に失敗し、洞窟の壁にあたって気絶しました。その衝撃で、洞窟の一部が崩れ、ハリーとロンの間には石の壁ができてしまいました。

ジニーを救うため、ハリーは1人で先へと進み、秘密の部屋で倒れるジニーを見つけました。ジニーは弱っていて、体は冷たくなっていました。

 

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そんなジニーとハリーの前に現れたのは、50年前の日記の記憶で見た、トム・リドルでした。なんと、50年前に秘密の部屋を開けたのも、ジニーを操って再び部屋を開けたのも、このトム・リドルでした。

そしてこのトム・リドルの正体は、若き日のヴォルデモート卿だったのです。“I am Lord Voldemort(私はヴォルデモート卿だ)”は、”Tom Marvolo Riddle(トム・マールヴォロ・リドル)”のアナグラムでした。

ヴォルデモートは、再び秘密の部屋を開けるために、50年前の自分の記憶を日記に封印したのでした。

 

トム・リドル改めヴォルデモートは、ハリーの命を奪うためバジリスクをけしかけます。逃げ回るハリーですが、そこにダンブルドアの不死鳥が組み分け帽子を持って現れます。そして、バジリスクの目を潰して、目による危険を回避します。

しかし目が見えなくても、バジリスクは音でハリーの居場所をさぐり、襲ってきます。絶体絶命のハリーでしたが、不死鳥が持ってきた組み分け帽子の中から、剣が出てきました。

その剣のおかげで、バジリスクに勝つことができましたが、相打ちで毒のあるバジリスクの牙に噛まれてしまいました。

 

バジリスクの毒は回りが早く、意識がもうろうとする中、バジリスクの牙を使いトム・リドルの日記を刺しました。するとトム・リドルは消え、ジニーにも力が戻りました。ハリーの傷も、不死鳥の涙の癒しの力で治り、無事秘密の部屋から脱出することができました。

事件が解決し、ダンブルドアがホグワーツに戻ります。すると、ルシウス・マルフォイがドビーを連れて乗り込んできますが、事件はヴォルデモート卿の仕業だったと聞くと、校長室を去って行きました。

ハリーは、ジニーの荷物の中にトム・リドルの日記を入れていたのは、ルシウスだったことを思い出します。追いかけて事件について問いつめますが、ルシウスはしらを切るばかりでした。

 

その時、実はドビーはマルフォイ家の屋敷しもべで、主人はルシウスだということがわかります。正義感の強いドビーは、ルシウスの企みを知ってハリーを守ろうとしていたのです。

ハリーはドビーを自由にする作戦を思いつき、見事成功します。逆上したルシウスに呪いをかけられそうになりますが、屋敷しもべのドビーが守ってくれました。

逮捕されていたハグリッドも釈放され、全員が無事に戻ってきたのでした。

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の感想

今後のシリーズにつながる重要な話

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」には、ドビーやグリフィンドールの剣、トム・リドルの日記やヘビ語、秘密の部屋やバジリスクの牙など、この先のシリーズにつながる重要なキャラクターや物が多数出てきます。

見た目は少し気持ちが悪いですが、心優しいドビーは特に覚えておいてください。ドビーがフルに活躍する本作は、最終章を見る前にチェックしておくべきです。

初見では見た目のインパクトに気が散ってしまいますが、2回目以降は愛らしく見えてくることでしょう。

ルシウス・マルフォイの破天荒

今回初登場した、ドラコ・マルフォイの父ルシウスですが、彼は本作でとんでもないことをします。

クライマックスで、ドビーを自由にしたハリーに対し、怒ったルシウスはある呪文をかけようとします。それは、のちに許されざる呪文として出てくる「アバダ・ケダブラ」でした。

ホグワーツの校内で、たった12歳のハリーに対し死の呪文を使おうとするのです。もしここでルシウスがハリーを殺していたら、最終章のクライマックスは全てなかったことになります。

 

この破天荒をヴォルデモートが見ていたら、きっとルシウスはとんでもないことになっていただろうと思うと、このシーンはとても興味深く面白いものなのです。

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の視聴方法

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」はレンタルや購入、動画配信サービスなどの方法で視聴することができます。

令和1年7月現在、「ハリー・ポッターと秘密の部屋」を視聴できる動画配信サービスは以下の通りです。

U-NEXT税抜き1,990円(月額会員費)
dTV税抜き800円(月額会員費+個別レンタル費)
Amazon Prime税抜き199円(個別レンタル費)

まとめ

「ハリー・ポッターと秘密の部屋」は、屋敷しもべや巨大なクモ、バジリスクや空飛ぶ車など、前作よりもさらにファンタジーの要素がもりこまれています。

今後の作品に繋がるものもたくさんあるため、ぜひ覚えておきたいストーリーです。