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今回は「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の見どころと感想を、ネタバレを交えながら紹介します。あらすじは簡単な導入にとどめ、作品の魅力を中心にお伝えします。
Contents
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の作品情報
| 上映日 | 2004年6月26日 |
|---|---|
| 上映時間 | 142分 |
| 製作国 | イギリス、アメリカ |
| 監督 | アルフォンソ・キュアロン |
| 脚本 | スティーブ・クローブス |
| キャスト | ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリントなど |
| 映画賞 | アカデミー賞 作曲賞、視聴効果賞 |
| 原作 | 『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』 |
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」は、1999年に発売されたJ.K.ローリング著『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を映画化した作品です。
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は、2008年の時点で382万部発行されました。児童書は、2万部売れればベストセラーとされることもあるため、驚異的な人気だということがわかります。
そして、2004年に映画化されイギリスとアメリカで公開されました。日本では2004年の6月26日に公開されました。
映画史に残る大ヒットシリーズとなった「ハリー・ポッター」は全8作となっており、「ファンタスティック・ビースト」シリーズがスピンオフとして続いています。
監督のアルフォンソ・キュアロンは、「大いなる遺産」や「ROMA/ローマ」なども監督しています。「ROMA/ローマ」(2018)では、ヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞、ゴールデングローブ賞監督賞、外国語映画賞、アカデミー賞監督賞、外国語映画賞、撮影賞を受賞し、話題となりました。
物語の舞台は、1993年のイギリスです。普通の男の子だと思っていたハリー・ポッターが、魔法使いであることを知り、ホグワーツ魔法魔術学校に入学しました。
ホグワーツでの3年目を迎え、新たな敵や仲間と出会います。
登場人物紹介
ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)
ハリー・ポッターは、赤ちゃんのころに親をなくした魔法使いの少年です。闇の魔法使いヴォルデモート卿により、両親の命を奪われましたが、その際ハリーだけが攻撃から生き残りました。
その時に受けた額の傷が、ハリーのトレードマークとなっています。
両親の死後は、いとこのダーズリー一家と暮らしていましたが、11歳の誕生日を迎えホグワーツ魔法魔術学校へ入学しました。
ハリー役のダニエル・ラドクリフは、ロンドン出身の俳優です。「ハリー・ポッター」出演以前から、子役としてドラマや映画に出演していました。
ダニエルのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)
ロン・ウィーズリーは、ハリーの友達で同じグリフィンドール生です。明るく少しおとぼけなキャラクターで、いつも友達に囲まれているような男の子です。
ウィーズリー家は、一家全員が純血の魔法使いです。7人兄弟の5番目で、兄弟全員が代々グリフィンドール生です。ペットとして13年間、大きなネズミのスキャバーズを飼っています。
ロンは、イギリスの俳優であるルパート・グリントが演じました。もともと「ハリー・ポッター」の大ファンで、演技経験なしでオーディションに合格しました。
最近では、「Snatch」や「The ABC Murders」などのテレビドラマで活躍しています。
ルパートのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)
ハーマイオニーは、ハリー、ロンの同級生です。両親とも非魔法使い(マグル)でありながら、魔力を持っています。
勉強が大好きで、その豊富な知識でいつも問題を解決します。ハキハキした性格から、周りの男の子を少し圧倒することもありますが、繊細な一面も持ちあわせています。
ハーマイオニーを演じたのは、イギリスの女優であるエマ・ワトソンです。イギリス人ですが、実は生まれはフランスです。
これまで数え切れないほどの賞を受賞、ノミネートされています。最近では、「美女と野獣」(2017)でのベル役で、歌を披露し話題となりました。
エマ・ワトソンのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)
シリウス・ブラックは、アズカバン刑務所に収容されていた囚人です。ハリーの両親ジェームズ・ポッターやリリー・ポッターとともに、ホグワーツに通っていました。
ヴォルデモートが猛威を振るった時代、友であったピーター・ペティグリューを殺した罪で12年前に逮捕されました。しかし、アズカバンから脱獄をしてしまいます。
シリウスを演じたのは、イギリスの俳優ゲイリー・オールドマンです。16歳で高校を中退し、演技を学びはじめました。「レオン」(1994)や「フィフス・エレメント」(1997)など数々の作品に出演し、名悪役としても知られます。
ゲイリー・オールドマンのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
リーマス・ルーピン(デヴィッド・シュリース)
リーマス・ルーピンは、ホグワーツに新たにやってきた、闇の魔術に対する防衛術の先生です。優しい上に面白い先生のため、生徒にも人気です。ハリーの両親と同級生で、ハリーに2人のことを話してくれたり、相談にのってくれたりします。
なぜか顔に傷があり、また体調不良で授業を休むこともあります。
ルーピンを演じたのは、イギリスの俳優デヴィッド・シュリースです。デヴィッドは、学生の頃にバンド活動をしていました。しかし、自分たちの演奏を初めて録画し、全く上手くないと気がついて演技の道に軌道修正をしました。
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」(1997)や、「博士と彼女のセオリー」(2014)などにも出演しています。「セブン・イヤーズ・イン・チベット」への出演が原因で、中国への入国を拒否されたことがあります。
デヴィッド・シュリースのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
ルビウス・ハグリッド(ロビー・コルトレーン)
ルビウス・ハグリッドは、ホグワーツ魔法魔術学校の森番です。ダンブルドアをとても尊敬し、信頼もしています。父親が魔法使いで母親は巨人というハーフのため、設定では身長が240cmあります。
ハリー、ロン、ハーマイオニーの友達で、3人が度々ハグリッドの小屋に会いに行きます。魔法生物に詳しく、様々な動物を育てた経験があります。
ハグリッドを演じたのは、スコットランド出身のロビー・コルトレーンです。もともとは、コメディアンとして活動をしていました。
ロビーの身長は185cmと、彼自身も高身長です。
本作「ハリー・ポッターと賢者の石」で、スコットランド映画 最優秀男優賞を受賞しました。「ハリー・ポッター」以外にも、「007」シリーズや「オーシャンズ12」(2004)などにも出演しています。
ロビーのプロフィールについては、こちらをご覧ください。
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」のあらすじ
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」は、ホグワーツ3年目の物語です。難攻不落と言われる魔法界の牢獄アズカバンから、凶悪な囚人シリウス・ブラックが脱獄します。彼はハリーの命を狙っているとうわさされ、学校の周囲には囚人を追う不気味な看守・吸魂鬼(ディメンター)が配置されます。安全なはずのホグワーツにも緊張が走るなか、ハリーはシリウス・ブラックという人物の正体に少しずつ近づいていきます。物語を大きく動かす真相は、ぜひ本編でお確かめください。監督が代わったことで映像の質感が一変し、シリーズの雰囲気ががらりと変わる、転機となる一作です。監督交代によって生まれた独特の空気は、シリーズの中でも本作だけの味わいとして、多くのファンに愛されています。
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の見どころ
監督交代がもたらした唯一無二の空気感
本作は監督がアルフォンソ・キュアロンに代わったことで、前2作とはがらりと異なる雰囲気をまとっています。メキシコ出身のキュアロン監督ならではの感性が随所に息づき、シリーズの中でも特別ユニークな手ざわりがあります。
三本の箒の入り口にある干し首、占い学のトレローニー先生の部屋、ハグリッドの小屋まわりのカボチャや石のモチーフなど、細部までこだわり抜かれています。監督は他にも多くのアイデアを出したものの、その大半は原作者J.K.ローリングに却下されたと言われます。行きすぎればシリーズの世界観を壊しかねないところを、絶妙なバランスで新しい風を吹きこんでいると感じます。
映像と美術に宿る作家性
本作の映像は、これまでの2作と比べて陰影が濃く、どこか物憂げな詩情をたたえています。時間の流れを感じさせる演出や、季節の移ろいを丁寧に映すカメラワークなど、キュアロン監督ならではのこだわりが全編に息づいています。おなじみのホグワーツが、まったく新しい表情を見せてくれるのも見どころです。
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の感想
※以下の感想には、物語の展開や結末に触れる部分が含まれます。
シリーズ屈指の人気作
「アズカバンの囚人」は、全シリーズの中でいちばん人気だと言われることもある作品です。その理由は、キュアロン監督の作家性と「ハリー・ポッター」の世界観が、みごとにかみ合っているからだと思います。個人的にも全シリーズで最も好きな1本で、公開当時は映画館へ4回も足を運びました。
豪華すぎる俳優陣
本作の大きな見どころは、なんといってもゲイリー・オールドマンの存在です。もともとイギリスの名優をそろえた「ハリー・ポッター」シリーズですが、本作ではさらに豪華な顔ぶれが加わりました。「レオン」などで異常な悪役を演じさせたら随一のゲイリーが、シリウス・ブラックという役を演じることに大きな意味があります。狂気と優しさの演じ分けは圧巻で、叫びの屋敷で現れたときの表情と、ハリーに語りかけるときの表情を見比べると、その表現力にしびれます。
さらに、ルーピンを演じたデヴィッド・シューリス、トレローニーのエマ・トンプソン、新たにダンブルドア役となったマイケル・ガンボン、ペティグリュー役のティモシー・スポールも見事です。叫びの屋敷の場面では、ゲイリー・オールドマン、デヴィッド・シューリス、アラン・リックマンが同じ画面に並び、その豪華さに息をのみます。
初めて観る方へ
本作から入っても物語は楽しめますが、キャラクターの背景を知っているほど響くため、できれば前作までを観てから臨むのがおすすめです。
シリーズの中で特別に人気が高い一作なので、「ハリー・ポッター」を語るうえでは外せません。映像や美術の作りこみに注目しながら、じっくり味わってみてください。
シリーズの中での「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」は2004年公開、キュアロン監督による第3作です。子ども向けの学園ファンタジーから、思春期の陰影を帯びた物語へと、シリーズが大きく色合いを変える転換点にあたります。
映像のトーンやキャラクターの見せ方が洗練され、日本でも非常に人気の高い作品です。まだ観たことのない方には、シリーズの面白さが凝縮された1本として、自信を持っておすすめできます。
前作「秘密の部屋」までのコロンバス作品から一転、本作でアルフォンソ・キュアロン監督にバトンが渡されます。次作「炎のゴブレット」ではさらに別の監督へと引き継がれていきます。
同じ世界を描きながらも、監督ごとに映像の質感が変わっていくのがシリーズの醍醐味です。前2作の素朴な明るさと本作の陰影を見比べると、その違いがはっきりと分かり、シリーズを追う楽しみが深まります。
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の視聴方法
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」はレンタルや購入、動画配信サービスなどの方法で視聴することができます。
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まとめ
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」は、監督のアイディアと豪華な俳優陣により、最高の作品となっています。日本でも非常に人気の高く、まだみたことがない人は絶対に見るべきだと思います。
「ハリー・ポッター」の面白さが詰まっている、魅力的な作品です。

