今さら聞けない！ハリー・ポッターの寮の特徴と違いは？

映画「ハリー・ポッター」シリーズには、ホグワーツ魔法魔術学校が登場します。

このホグワーツ魔法魔術学校はイギリスにあり、多くのイギリス人魔法使いが通います。

生徒たちはそれぞれ、4つある寮の1つに組み分けられ、そこで生活をします。今回は、ホグワーツの4つの寮について解説します。

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ホグワーツの歴史

ホグワーツ魔法魔術学校は、英語では”Hogwarts School of Witchcraft and Wizardry”と言います。

witchcraftとは「魔法」、wizardryは「魔術」という意味です。

ホグワーツは、993年に4人の魔法使いによって創設されました。

4人の魔法使いとは、ゴドリック・グリフィンドール、サラザール・スリザリン、ロウェナ・レイブンクロー、そしてヘルガ・ハッフルパフのことです。

この4人の名字が、それぞれの寮の名前となっています。4人の性格や思想が、寮の特徴に反映されていることにも注目です。

創立当初は、この4人が好みの生徒を自分の寮に選ぶという方法で、組み分けがされていました。

しかし、純血の魔法使いか否かという問題で対立が生じてしまいました。そこで、「組み分け帽子」という道具を使い、生徒の素質や意見に沿った寮に組み分けるようになりました。

では、4つの寮について説明していきます。

創設者のゴドリック・グリフィンドールは、勇敢で優秀な決闘士でした。彼は、ゴブリンに特別な剣を作らせ、その剣はグリフィンドール生に受け継がれています。

グリフィンドール寮は、ハリー・ポッターや友達のロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーが属しています。過去には、アルバス・ダンブルドアも属していました。

グリフィンドール塔の最上部に談話室があり、入り口は「太ったレディ」の肖像が守っています。

サラザール・スリザリンは、純血主義者であったため、他の3人の創設者と対立してしまいました。

スリザリンは、開心術という術を習得していました。開心術は、人の心の中に入る特殊な術で、ヴォルデモートが長けていた術です。

さらに記録上最古のパーセルマウス(蛇語話者)だと言われています。

劇中では、ドラコ・マルフォイやセブルス・スネイプ、ヴォルデモートやホラス・スラグホーンが属していたことで有名です。

談話室は、学内の地下牢にあり、グレートレイクという湖の真下に位置します。

グレートレイクは、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」のトライ・ウィザード・トーナメントで、出場者達が潜った湖です。

ロウェナ・レイブンクローは、非常に優秀な魔女でした。しかし、心を病んでしまったことが原因で重い病にかかり、若くして亡くなったと言われています。

着けた者に知恵を授けるという、魔法の髪飾りを着けていました。

レイブンクローには、ルーナ・ラブグッド、チョウ・チャン、クィリナス・クィレル、ギルデロイ・ロックハートなどが属していました。

レイブンクローのゴーストである灰色のレディとは、創設者ロウェナの娘、ヘレナ・レイブンクローの事です。「ハリー・ポッターと死の秘宝PART2」に登場します。

ヘレナは、賢くて優秀な母よりも医大になりたいと、ロウェナの髪飾りを盗んで外国に逃げました。ショックを受けたロウェナは重い病気にかかってしまいます。そこで、ヘレナに恋をしていた男爵に頼み、彼女を追わせました。

男爵はヘレナを見つけましたが、彼女は一緒に帰ることを拒みました。そして怒った男爵は、ヘレナをナイフで殺してしまいました。我に返った男爵は、自ら命を絶ったと言われています。

この男爵こそ、スリザリンのゴーストである血みどろ男爵です。

談話室は、レイブンクロー塔(西塔)にあります。中に入るためには、扉についた鷲の飾りが出すクイズに正解しなければいけません。

ヘルガ・ハッフルパフは、非常に温厚な性格で、4人の創設者の中で唯一差別をしませんでした。

また、料理上手であったため、ホグワーツの伝統的な料理の多くは彼女のレシピだと言われています。

ハッフルパフには、セドリック・ディゴリー、ニンファドーラ・トンクス、ニュート・スキャマンダーなどが属していました。談話室は、厨房の廊下に入り口があります。

ハッフルパフのカップは、ヴォルデモートにより分霊箱の1つとなっていました。そして、グリンゴッツ内のベラトリックス・レストレンジの金庫に保管されていました。(死の秘宝PART2)