ハリポタ

ハリー・ポッターのギルデロイ・ロックハート役俳優はどんな人?

今回は、「ハリー・ポッター」シリーズでギルデロイ・ロックハートを演じた、ケネス・ブラナーを紹介します。

ケネス・ブラナーとは?

名前Kenneth Charles Branagh(ケネス・チャールズ・ブラナー)
生年月日1960年12月10日
出身地北アイルランド、ベルファスト
職業俳優、映画監督、脚本家、プロデューサー
身長177cm

本名は、ケネス・チャールズ・ブラナーといいます。父ウィリアムと母フランセスの間に、3人兄弟の真ん中として生まれました。

弟と妹が1人ずついます。一家はケネスが9歳の時に、北アイルランド問題という紛争から逃れるために、イギリスに引っ越してきました。

学生の頃から演技に興味があり、演劇発表などに出演していました。学校にいた頃は、いじめられないようにイギリス英語の発音を習得しました。

元妻はあの人!

ケネスは1989年に結婚をしました。その相手は、「ハリー・ポッター」シリーズでシビル・トレローニーを演じたエマ・トンプソンです。

「ハリー・ポッター」シリーズで共演したことはありませんが、別の映画で何度も共演をしています。

6年の結婚生活を送りましたが、「フランケンシュタイン」(1994)で共演したヘレナ・ボナム=カーターとの不倫が理由で、1995年に離婚をしました。

 

ヘレナ・ボナム=カーターは、ベラトリックス・レストレンジを演じたイギリスの女優です。なんと、ケネスとヘレナが不倫関係になる以前に、ヘレナとエマは映画で姉妹役を演じていました。

その後ケネスは2005年に、アート・ディレクターのリンゼイ・ブラノックと再婚をしました。

俳優としても監督としても一流

ケネスは俳優として、数多くの作品に出演をしています。それだけでなく、監督として多くの人気作を手がけています。

その中には「マイティ・ソー」(2011)や「エージェント:ライアン」(2014)、「シンデレラ」(2015)などがあります。

「マイティ・ソー」は、子供の頃から大好きなコミックで、監督をするにあたり全巻をプレゼントされたそうです。(IMDb)

「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」に出演していた

ケネスは、2作目の「ハリー・ポッターと秘密の部屋」に、ギルデロイ・ロックハート役で出演をしました。

 

そして、実は5作目の不死鳥の騎士団にも出演をしました。ロックハートとしてネビル・ロングボトムと話すシーンだったそうですが、時間の調節でカットされてしまいました。

DVDなどにもその映像は残らず、世にでることはありませんでした。出演シーンがカットされてしまったことについて、ケネスはとても残念に思っているそうです。(MTV News)

もしカットされていなければ、元妻のエマ・トンプソンと元恋人のヘレナ・ボナム=カーターと同じ映画に出演していたことになります。

 

また、3作目の「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」では、監督の候補に上がっていました。

サー・ケネス・ブラナー

ケネスは演劇と北アイルランドへの貢献が認められ、2012年にナイト・バチェラーの称号が与えられました。

1994年に一度、コマンダーという別の称号の候補に上がりましたが、当時は辞退をしました。

ナイトは、ある分野の発展に貢献した人物に送られる勲章で、その中でも騎士団への入団を伴わないのがナイト・バチェラーです。

 

受勲した人は男性であれば「サー」、女性は「デイム」という名称がつけられます。そのため、正式には「サー・ケネス・ブラナー」と呼ばれます。

数々の賞を受賞

ケネスはアカデミー賞の歴史の中で、1人で5部門にノミネートされた唯一の人物です。

年は異なりますが、主演男優賞(1989)、監督賞(1989)、短編映画賞(1992)、脚色賞(1996)、助演男優賞(2011)、にノミネートされました。

 

他にも、ゴールデングローブ賞にも5回ノミネートされ、イギリスのBAFTAsは3回受賞、エミー賞は2回受賞しました。

2015年には、母校である王立演劇学校の校長に就任しました。副校長は、スネイプ役のアラン・リックマンが亡くなるまで務めていました。

王立演劇学校の卒業生には、ダンブルドア役のマイケル・ガンボンやヴォルデモート役のレイフ・ファインズらがいます。ケネスはこの王立演劇学校を、首席で卒業しています。

 

これらの数々の活躍があり、2018年には故郷である北アイルランドのベルファストで、名誉市民に選ばれました。

「ハリー・ポッター」以外の作品は?

以下は出演映画と、filmarksでの評価です。

炎のランナー(1981):3.5
ハイシーズン(1987):4.0
ひと月の夏(1987):3.8
ヘンリー5世(1989):3.3 監督、主演
怒りをこめて振り返れ(1989):?
愛と死の間で(1991):3.4 監督、主演
ピーターズ・フレンズ(1992):3.4 監督、脚本、出演
から騒ぎ(1993):3.5 監督、主演
スウィング・キッズ(1993):3.8
フランケンシュタイン(1994):3.4 監督、主演
世にも奇妙なハムレットたち(1995):3.2 監督、脚本
オセロ(1995):3.3
ハムレット(1996):3.7 監督、脚本、主演
リチャードを探して(1996):3.4
相続人(1997):3.1
セレブリティ(1998):3.1
ヴァージン・フライト(1998):3.4
ボストン/愛の炎(1998):?
恋の骨折り損(1999):3.3 監督、脚本、出演
ワイルド・ワイルド・ウエスト(1999):3.1
舞台よりすてきな生活(2000):3.5
謀議/コンスピラシー アウシュビッツの黒幕(2001):3.6
裸足の1500マイル(2002):3.6
ジム・ヘンソンの不思議の国の物語(2004):3.1
魔笛(2006):3.3 監督、脚本
お気に召すまま(2006):
スルース(2007):3.2 監督、製作
ワルキューレ(2008):3.4
パイレーツ・ロック(2009):4.0
ウィズ・グレイト・パワー(2010):4.6
マリリン 7日間の恋(2011):3.3
マイティ・ソー(2011):3.6 監督
エージェント:ライアン(2014):3.2 監督
シンデレラ(2015):3.8 監督
ダンケルク(2017):3.8
オリエント急行殺人事件(2017):3.5 監督、出演
All Is True(2018):? 監督、出演
アルテミスと妖精の身代金(2019):未公開 監督
Death on the Nile(2020):未公開 監督、出演

まとめ

ケネス・ブラナーは、そのたぐいまれなる才能から多くの作品で活躍しています。

ケネスが演じたからこそ、ギルデロイ・ロックハートはどこか憎めない、愛されるキャラクターとなっています。

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