映画「ハリー・ポッター」シリーズには、食事のシーンが何度も登場します。その中には、魔法界特有のものもあります。
今回は、「ハリー・ポッター」シリーズに登場した、食べ物や飲み物を紹介します。
百味ビーンズ
「ハリー・ポッター」シリーズの中で、最も有名なお菓子の1つといえば、バーティーボッツの百味ビーンズです。英語では、Bertie Bott’s Every Flavour Beansと言います。
様々な味があるゼリービーンズで、魔法界では大人気です。
チョコ味、マーマレード味、ミント味、イチゴ味などの普通な味から、コーヒー味、ほうれん草味、コショウ味、臓物味などの変わった味もあります。
そして、石鹸味、ゲロ味、鼻くそ味、土の味、犬のよだれ味など、食べ物ではないものの味も含まれています。
百味ビーンズは、菓子屋のバーティー・ボットによって作られました。ボットは、食べ物を使って美味しいお菓子を作ろうとしていました。
しかし、誤って汚れた靴下を混ぜてしまい、まずいお菓子が出来上がりました。この失敗から、まずい味も入ったお菓子が人気が出ると考え、百味ビーンズが生まれました。
ボットは百味ビーンズで大成功し、後述の蛙チョコのカードにも載っています。
バーティー・ボッツの百味ビーンズは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで購入することができます。1,800円で売られており、映画と同様ハズレ味も入っているので、お土産として大人気です。
「ハニー・デュークス」のお店などに売られています。また、「ハニー・デュークス」内では詰め放題もあるので、ぜひ行ってみてください。
蛙チョコレート
こちらも、シリーズ内で有名なお菓子です。蛙の形をしたチョコレートで、本物の蛙のように動き回ります。そのため、逃してしまうこともありますが、食べると普通のチョコレートです。
チョコレートには、おまけのカードが1枚ついています。そこには、魔法界の有名人の写真やイラストが載っています。この写真やイラストの人物は動くため、1日中カードにいるわけではありません。
カードには、以下のような種類があります。
ゴドリック・グリフィンドール
ロウェナ・レイブンクロー
サラザール・スリザリン
ヘルガ・ハッフルパフ
ゲラート・グリンデルバルド
バーティー・ボット
グリンゴット
など
グリンゴットは、グリンゴッツ魔法銀行を作ったゴブリンのことです。
第二次魔法戦争後は、ハリー・ポッター、ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーもカードに載りました。
蛙チョコレートも、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで購入することができます。魔法界と違いチョコレートは動きませんが、おまけカードはついています。
バタービール
バタービールといえば、「三本の箒」でハーマイオニーが、ヒゲをつけながら飲んだシーンが印象的です。このバタービールは、J.K.ローリングのオリジナルの飲み物です。
味は、バタースコッチを薄めたような味で、主に砂糖、バター、水でできています。魔法界のバタービールには、わずかなアルコールが含まれているそうです。
こちらも、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで実際に飲むことができます。売られているのはノンアルコールのもので、子供でも安心して飲むことができます。
大きさにもよりますが、600円〜で購入できます。
かぼちゃジュース
かぼちゃジュースは、実際に飲んでいるシーンは出てきませんが、何度か名前が出てきます。魔法界ではバタービールと並んで、とても人気のある飲み物だそうです。
日常生活や、宴会の場など様々な場面で親しまれています。「ハリー・ポッターと謎のプリンス」で、ハリーがロンに自信をつけさせるために、フェリックス・フェリシスを混ぜたのもかぼちゃジュースでした。
イギリスの魔法使いだけでなく、アメリカの魔法使いにも人気があります。また、フランスでも販売されているそうです。フランス語では、jus de citrouilleと言います。
かぼちゃジュースも、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで購入できます。1つ800円で、味はアップルパイのような、パンプキンパイのような味がするそうです。
ルーピン先生のチョコレート
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」でルーピン先生が、デスイーターに襲われたハリーに、チョコレートのかけらを渡すシーンがあります。
「食べて。元気になる。」と言って渡すのですが、実はあのチョコレートは普通のチョコレートです。元気が出る魔法がかけられている、というわけではありません。
チョコレートには、もともと疲労回復の効果が期待できます。そのため、ルーピン先生は持っていたチョコレートを、ハリーに渡したのです。
なんと、このルーピン先生のチョコレートも、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで売られています!こちらも普通のチョコレートではあるのですが、アトラクションに乗って疲れた時にオススメです。
【おまけ】蜂蜜酒
USJにはありませんが、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」でロンが飲んで、死にかけた蜂蜜酒があります。
毒入りの蜂蜜酒を、マルフォイがスラグホーン先生に渡し、ダンブルドア校長に送られる予定でした。
「ロンが死んでしまうのでは」という緊迫感に包まれたシーンですが、1つ疑問が残ります。当時ロンは、推定17歳でした。つまり、学校の教師が17歳の生徒にお酒を勧めたことになります。
この疑問の答えは、イギリスの法律にあります。
イギリスでは、親の同伴付きで16歳からビールや発泡酒を飲むことができるのです。なんと、親の同意があり家庭内であれば、5歳から飲酒が許されるそうです。
飲酒と酒類の購入は、18歳から合法となります。日本とは違うため衝撃的ですが、この法律はイギリスでの適用のため、魔法界ではさらに違う可能性もあります。
まとめ
「ハリー・ポッター」シリーズには、食事のシーンも多数登場します。
その中で、実際に商品化され食べることができるものもあります。少し勇気のいるものもありますが、世界観を味わうことができるため、ぜひ試してみてください。