今回は、「ハリー・ポッター」シリーズでオリバー・ウッドを演じた、ショーン・ビガースタッフを紹介します。
ショーン・ビガースタッフとは?
名前 | Sean Biggerstaff(ショーン・ビガースタッフ) |
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生年月日 | 1983年3月15日 |
出身地 | スコットランド、グラスゴー |
職業 | 俳優、ミュージシャン |
身長 | 175cm |
本名は、ショーン・ビガースタッフと言います。スコットランドのグラスゴーで、消防士の父とコミュニティーワーカーの母の元に生まれました。
ショーンには、17歳年下のジェニーという妹がいます。
「ハリー・ポッター」出演はあの人のおかげ
7歳の頃に地元の演劇グループに参加したショーンは、勧められてScottish Youth Theatreという国立の劇団に参加しました。
そして、劇団の中からショーンを見出したのは、セブルス・スネイプ役で有名なアラン・リックマンでした。
アランは自身が監督する「ウィンター・ゲスト」の俳優を探しており、ショーンの演技に惚れ込んでスカウトしました。
「ウィンター・ゲスト」に出演後は、アランに勧められてロンドンにあるInternational Creative Managementという事務所に所属しました。
所属後1週間も経たないうちに、「ハリー・ポッターと賢者の石」のオーディションが始まりました。
もともと事務所はパーシー・ウィーズリー役を勧めていましたが、監督に提案されてオリバー・ウッド役を受けることになりました。
オーディションで、初めてプロデューサーのデヴィッド・ハイマンに会った時、ハイマンはちょうどアランから電話をもらったそうです。
その電話ではいかにショーンが素晴らしいか、そしてショーンを雇わなかったらアランは激怒すると言ったそうです。(Cosmopolitan)
ショーンのキャリアは、アラン・リックマンのおかげで花開くこととなりました。
ダニエル・ラドクリフより人気だった
ショーンは、「ハリー・ポッターと賢者の石」と「ハリー・ポッターと秘密の部屋」に出演しました。
すると世界中でオリバー役も話題となり、インターネットでショーンを検索する人が一気に増えました。
その数は、なんと主演のダニエル・ラドクリフの検索数よりも多かったそうです。(About Sean)
実はショーンは、3作目の「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」にも出演しました。しかし出演シーンは全カットされてしまい、出演していないことになっています。
不満を感じたファンは、「It’s the Wood that makes it good.(映画をよくしているのはウッドだ)」というスローガンで、ショーンの起用を求める嘆願を行いました。
5万人のファンが、オンライン嘆願書に署名したそうです。(The Scotsman)
その甲斐あってか、「ハリー・ポッターと死の秘宝PART2」にカメオ出演をしています。
バンド活動も
ショーンは、13歳の頃からギターを始めました。その方法は、人に習う等ではなく耳で聴いて覚えていたそうです。
そして現在は、グラスゴーを拠点にWrongnotesというバンドでギターを担当しています。
主演男優賞を獲得
ショーンは2007年に、テレビ映画のConsenting Adultsに出演しました。
そしてこの映画で、スコットランド版英国アカデミー賞のテレビ部門主演男優賞を受賞しました。
「ハリー・ポッター」以外の作品は?
以下は出演映画と、filmarksでの評価です。
ウィンター・ゲスト(1997):3.8
フローズン・タイム(2006):3.5
X on a Map(2009):?
Voices(2009):?
Hippie Hippie Shake(2010):3.1
Mary Queen of Scots(2013):3.7
Whisky Galore!(2016):3.6
まとめ
ショーン・ビガースタッフは、アラン・リックマンという最高のメンターとの出会いでキャリアを築いてきました。
しかし、それは単なる運だけでなく、彼自身の素晴らしい演技力があってこそです。